完全に断薬して新しい仕事が決まりました！ ～元クライアントさんからの報告電話に号泣～

断薬カウンセリング講座が２本というお仕事スケジュールの日。

１本目はZOOMでの講座。
その講座が滞りなく終わった直後、スマホに電話が入った。

「○○です。覚えていますか！？」

電話の主は昨年、断薬セッション・家族カウンセリングを行った人だった。

カウンセリングでお会いしたときの彼は、正直まだ被害者でいたくて、自分が一番辛いんだと主張していたくて……。

家族の辛さも大変さも何も理解しようとせず、ただ自分が辛い、辛いという状態だった。
私のカウンセリングには１ヶ月間のメールサポートがついているのだけれど、その間もとにかく「辛い、辛い。苦しい。助けて」というメール。

メールだけでは足りずに電話もよく掛かってきて、「サポートはメールだけだから、メールで送って」と諭さなければいけないくらいの状態だった。

それからしばらくして、彼から
「もう苦しくてたまらないから、病院に行きます。ごめんなさい。」
という連絡が来た。

それまでとてもまめに連絡が入っていたのに、彼からの連絡はそれが最後になった。

こういう例は正直初めてではない。
残念ながら、「断薬したい」と相談をいただいていても、断薬を諦め、病院に戻られるかたもいる。

そんなときは無力感に苛まれはするけれど、その人の人生はその人のもの。
それを選んだことに対して、私に謝る必要もない。

残念とは思っても、そこから少しでも幸せになってくれることを祈るしかない。

……と思って数ヶ月。
もうそのクライアントさんのことを思い出すこともほとんどなくなって来た今日……

突然彼から電話が入った。

「すっかり断薬して、新しい仕事が決まったんです！」

彼の話は続いた。

「あれから暴れたりして一度精神病院に入院したけど、どうしても抜け出したいと思って、工藤さんからもらったハンドブックを読み返して、工藤さんから言われたことを思い返して頑張りました！ 」

って……。

私、正直、私の言葉が届いているなんて思ってもいなかったから、
「あぁ……届いていたんだ」
って心の底から嬉しかった。

「薬やめてすぐに連絡したかったけど、でも仕事が決まってからって決めていたから遅くなっちゃったけど、本当に感謝しています。これからもたくさんの人を助けてあげてください！」
って言ってくださって……。

私、「よく頑張ったね～」って言いなから号泣（笑）

奥様も彼の断薬のために、一緒に勉強してくださって協力してくださったので
「いい奥さんもらったんだし、あんな状態でも離婚せずにいてくれたんだから、これからは大切にしなきゃダメだよ！」
と話した。

少し落ち着いてから、奥様にもLINEを入れた。
奥様もとても喜んでいる様子だった。

時々……断薬を果たせないまま、カウンセリングを終了されるかたがいる。
その後どうなったか、私はそれを追うことはできない。

けれど時々、こんな風に忘れた頃に
「断薬できました！」
とご連絡をくださるかたがいる。

継続してカウンセリングを受けてくださっている間に断薬を果たしてくださるのももちろんとても嬉しいけれど、こうやって私のことも覚えていてくださって、元気になったと連絡をいただくのも本当に嬉しい。

仲のいい友だちに
「いいことあったんだよ～」
と連絡しながらまた涙。

「良かったね～」
と言われたらまた涙。

この日は嬉し泣きが止まらなかった。

この方がどうして断薬できたのか……に関しては、こんなケースもあったのかという話しなので、また別記事に書こうと思います。

人生は自分の思う通りに変えられる。
私はこれまでも、奇跡のように人生を変えて来た人をたくさん見てきた。

あなたもほんの少しの勇気から人生を変えることができます。
思い切って一歩を踏み出してみませんか？