お子さんの問題に直面した親御さんへ ~「子どもの精神薬の問題は自分と向き合うこととわかりました」 というお母さんからの連絡~
こんにちは。カウンセラーのふーみんこと工藤史惠です。
以前、子どもさんの精神薬問題でご相談いただいたお母さんから電話をいただきました。
(ブログ掲載OKの許可をいただいております)
こちらのケースは、お子さんが10代の頃から精神薬を飲んでいて、子ども自身が薬をやめたいと言っていて減薬するのだが、状況が悪くなり行ったり来たりが続いて、なかなか上手に断薬まで行けない……というお話でした。
このようなご相談、実はとても多いんです。
今では、ご本人のご相談より親御さんからのご相談の方が多くお受けしているかもしれません。
断薬に関しては、もちろんご本人からのご相談をいただきたいと思っています。
でも中には、今現在、ちゃんと会話をするのが難しい状態のお子さんもいらっしゃいます。
病院に入院されている場合などもあります。
そういうときは親御さんに、精神医学のこと精神薬のこと。
今後どのようなケアをしていけばいいのか……などの断薬セッションを聞いていただくことも少なくありません。
そして、親御さんとお話していて気づくのですが、
親御さんが親御さんの問題があり、それを解決していないためにお子さんを苦しませてしまった
というケースも本当に多いので、そこからは親御さんご自身のカウンセリングに以降することも多く発生します。
今回のクライアントさんもそのようなケースでした。
正直、まだお子さんの状態は戻りきれていません。
今も闘いの途中です。
でもこのご家庭は大きく変わられました。
何が変わったかというと、親御さんのマインドです。
こちらの親御さん……
カウンセリングを受けられる前までは、お子さんが病気になってしまったのだから仕方ないと、治してくれる医者はいないか、医者がダメなら他のものはないか……スピリチュアルでも何でも試されていました。
お子さんの問題に直面した親御さんが一番陥ることの多い間違いは
「誰か治してくれる人はいないか」
と、外へ外へばかり目が行ってしまうことです。
私だって母親だから、気持ちはとってもわかります。
自分にわからないことが起きてしまったら、
「誰か私たちを助けてください!」
(この時の気持ちは、子どもだけに対してではなく、困った自分も助けてらいたいという気持ちが働いているので『私たち』という表現をしています)
でも……お子さんの異常行動と思われることが、お子さんからのHELPサインだとしたら?
よく考えてみてくださいね。
もしあなたが誰かに真剣にHELPサインを出したとします。
なのに、出された人がそれに全く気づいてくれずに
「誰か治してくれないかな~」
って周囲をキョロキョロして
「あ、あの人いいかもよ。あ、この人だったら治してくれるかも」
ってしてくれたとしたら……
あなたは嬉しいですか?
お子さんだって同じはず。
まずは親御さんにHELPサインを出しているんです。
なのに親は自分のことを見てくれるどころか、誰か他に助けを求める姿を見て、子どもが喜ぶと思いますか?
「自分に知識がないから知識のある人を……」
っていうのはとってもよくわかります。
でも本当に子どもさんとちゃんと向き合ってから、自分が助けられないと判断しているのかどうかをちゃんと考えてみてくださいね。
私のカウンセリングでは親御さんにそんなことをお話するのですが……
カウンセリングを受けていただいてしばらく経ったクライアントさんからお電話をいただいたんです。
子どもの問題を解決するために、自分の問題と向き合わなければいけないということ。
最初は意味がわかりませんでしたが、3回くらいカウンセリングを受けてようやく理解できてきて……その後、まずは自分の抱えている問題を解決しなければいけないと、自分ととことん向き合い、そして子どもとの向き合い方を考え直しました。
そうしたら不思議なことに、子どもの状態がよくなって来たんです!
今までもっと荒れていたのに、どんどん落ち着いて来てくれたんです!子どものことを考えていると思い込んでいて、実はちゃんと向き合えていないってことも、「自分が変われば相手が変わる」という言葉の意味もちゃんとわかっていませんでした。
でも、今は先生に言われたその言葉の意味がやっと理解できた気がするんです。
家の雰囲気は随分とよくなりました。
本当に先生のお陰です。ありがとうございました!
そんな風に言っていただけて、私の方が泣いてしまいそうになりました。
こちらのクライアントさんは、家族カウンセリングを受けてくださり、その後、お母さんがどうしても問題を解決したいと継続カウンセリングに入ってくださいました。
お子さんの問題に悩まれているかたは、実は自分の問題……ということが多いのも事実。
けれど、あまり正面から向き合いたくないので、そこから逃げてしまう親御さんも少なくありません。
あと一歩勇気を出してくれれば解決できることがいっぱいあるのに……
そんな風に残念に思うこともしばしばです。
ですが、このお母さんは、どちらに相談に行っても解決するどころか状況が悪化するばかりだというところで私のところに相談にいらしてくださり、そして今回の結果となりました。
自分が気づかなかった真実の問題に向き合うというのは、正直、生易しいものではないけれど、でもだからこそ根本的な問題が解決できて、新たな一歩を踏み出し、次に進むことができるようになるのです。
皆さんも少しの勇気を出して、問題を根本的に解決してみませんか?
精神薬のお子さんの問題だけでなく、ご家族の悩みを解決できてしまう……。
それは私が元々家庭問題解決専門のカウンセラーだからです。
断薬と家庭問題を一緒に解決できるのは私しかいません。
悩んでいる時間はもったいない!
是非、人生を変えようとご相談にいらしてくださいね。
全力でお手伝いさせていただきます。
・精神薬をやめたけど体調が戻らない!
・社会復帰したい!
・なんで苦しいのかわからない!
そんなお悩みお持ちの方のご相談をお受けしております。
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