断薬後5年経っても働けなかった人が3ヶ月のカウンセリングで仕事に行けるようになった方法とは
こんにちは。カウンセラーのふーみんこと工藤史惠です。
私のところには、「断薬したいんです」というご相談より、断薬は既に済まされているのに体調が戻らないという人のご相談を多くいただきます。
実はこの間気がついたのですが、今現在、クライアントさんの中に精神薬を飲んでいる人は一人もいないんです。
そのくらい、断薬後の回復が思わしくなく、相談に訪れていらっしゃる方が多いんですね。
断薬後、どのくらい経っているかは人それぞれです。
断薬してすぐに「やっぱり症状がツラい」といらしてくださるかたもいますし、長い人だと3年~5年経っても体調が回復しないと言って、いらしてくださっているかたもいます。
せっかく頑張って断薬したのに、その後の体調が思わしくなく、結局何年も仕事もできず引きこもりしていた人も何人も来ました。
そんな人もね。
本当にビックリなのですが、断薬して3年・5年と仕事に行けなかった人がたった3ヶ月のカウンセリングで自ら仕事を見つけて来たりするのは、うちでは全然珍しいことではないんです。
今回の記事では、その人たちがどんなケアをしていたのか、うちのカウンセリングではどんな指導をしているのか少しお話しますね。
まずは身体のケアを見直す
うちのカウンセリングでも、もちろん「断薬したい」という人からのご相談もお受けしていますので、その人達は減薬期から身体のケアもして行きますが、実は、本当に身体のケアが大切になってくるのは断薬後なんですね。
だって、完全断薬して初めてやっと毒が身体に入らなくなって来るのですが、そこからが本当のスタートなのです。
それまでの減薬期は、いくら薬を減らしているとは言っても、やっぱり少量でも毒が入っているので、いくらケアしても、プラスにはなって行きません。
なので、
減薬期はケアを気にしながらも、まずは断薬することを優先する。
そして、断薬間近~断薬後になって初めて、本格的に身体と心のケアを意識してやる。
と考えて行くようにします。
身体のケアは栄養とお風呂と運動
身体のケアに関しては、これしかお話していません。
しかもこの中で一番やってとお話するのはお風呂です。
このブログでも何回も書いています。
今度、このお風呂の入り方に関して過去記事を探してみたところ、きちんと書いている記事がなかったようなので、これは、改めて記事に書きますね。
過去記事ではこんな記事も参照してみてください。
お風呂を癒やしタイムに!
栄養に関しては過去にこんな記事を書いていますので、こちらを参照にしてください。
断薬に有効な様々な補助療法(高栄養療法)
運動は、有酸素運動がオススメです。
ただこれに関しては、症状がツラくてできない人もいますので、あまり強く進めてはいません。
でも、不思議なことに皆さん、自然とジムに通いだしたりしますね。
きっと、段々と体調が良くなるにつれて、動きたい欲がどんどん出てくるのだと思います。
身体のケアより大切な心(メンタル)のケア
本当に精神病院に通い続け、精神薬を飲み続けた自分と決別するためには、実はこちらの方が断然大切になって来ます。
皆さん、身体のケアだけすればいい、症状をどうやって楽にしようか考えればそれでいいとほとんどの人が思っているので本当の意味で解決できない人が多いのです。
残念ながら、それだと何も根本的解決ができていないので、体調はなかなか良くなりません。
きちんと原因を見つめ、根本的に理解し、腑に落とし、断薬後には自分できちんと面倒見て行けるようになって初めて、不快な症状から離れることができるのです。
この辺りは、心の病に関するメカニズムを理解しなければなかなか納得できるものではないかもしれません。
クライアントさんには逐一お話し、細かくアドバイスして行ったり、セミナーなどでもお話をしていますが、今後はブログやメルマガでも少しずつ記事にして行けるといいなと思っています。
心のケアはどうやって進めていけばいいのだろう?
薬漬けになってしまったそもそもの原因は、突然、病院に強制入院させられたという人出ない限りは、自ら病院に行ってしまったことから始まっていますね。
まずはそれをきちんと反省できなければいけません。
自ら病院に行き精神薬の薬漬けになってしまった人は、その時に必ず体調が悪くなるきっかけをきちんとわかっています。
カウンセリング時に「その時に何があったの?」と聞いて「何もない」と答えた人は、今まで一人もいません。
必ず皆さん、「職場の人間関係」とか「仕事で」とか「家庭で」とか……何かしら体調を崩すきっかけがあったことを自覚しています。
わかりますか?
きっかけがきちんとあるということは、病気ではないということなんですよ。
まずはそこにきちんと気づかなければいけません。
あなたを長い間苦しめていた入り口は
病気だから、その状態になったのではなく、きちんとした理由があって、心と身体が限界に来て「休んで」という身体のシグナルから症状が出た
だけのことなのです。
あれ? 自分は病気ではなかったの?
と、気づくだけで、体調はかなり良くなる人もいます。
心の病の本当の原因はもっと過去にある
そして今度は、もっともっと過去を見つめます。
なぜかと言うと、「心の病の原因の全ては、育ってきた環境にある」からです。
つまり、生育期に体験したことが必ず影響しているのです。
これは、親子関係が悪かったとか、善悪で語っているのではなく『影響している』と説明しているところをきちんと理解できなければいけません。
みんなね。
きちんと考えないで、病気的な症状を発したときの周辺のことも忘れてしまい、とにかく症状だけを消して楽になろうとする
それがどんな浅はかなことかにも気づかず、断薬しても、尚、自分を置き去りにして、今度は離脱症状をなんとかして解消できないかと、また楽になることだけを考えます。
自分の身体がどうして「もう限界なんだから休んで」というシグナルを出したか、全く見向きもせず、そこをそのまま置き去りにしているのですから、いつまで経っても何をしても、症状が良くなるはずがないのです。
この辺のお話は、この1記事にまとめようとするとかなり長くなってしまいますので、今後、心の病に関しての解説も少しずつ書いて行きますね。
自分が何に苦しんで来たかが理解できるた途端、体調は回復し行動を始める
クライアントさんたちの回復していく姿を見ていると、過去の何が自分を縛って来たのかということに気づき、腑に落とせた瞬間から、本当に目を見張るほどどんどん回復をして行きます。
この回復のスピードには、いつも私の方が驚かされます。
「まだそんなに急がなくていいよ~」と私の方が言ってしまうほど、「仕事探します」「○日から仕事に行きます!」という具合に、あっという間に社会復帰してしまうのです。
これはね、決して特別な例ではないんです。
うちに相談にいらしてくださった方は、もう何人も、「断薬しても何年も働けなかった」と言っていたのに、あっという間に社会復帰されているのです。
やっぱり、自分で働いて、自分のお金で好きなものを買って、好きなところに出かける方が断然楽しいと皆さん言っています。
身体がツラくて引きこもっていたときは恋愛なんて考えられなかったけれど、断薬して、カウンセリングを受けて下さって、見事に社会復帰して素敵な恋愛をされている人も何人も報告をいただいています。
あ、海外旅行に行かれたかたや、出産されたかたもいますよ^^
なので、「それは特別な人だけできたんだ。私は無理だ」などと思う必要は全くありません。
誰でもきちんとしたステップを踏めば、回復はしていけるのです。
違いは、その回復にかかる時間くらいでしょうか。
でも、その『かかる時間』というものも、Aさんは3ヶ月で社会復帰できたのに、Bさんは3年かかった……なんていうことはありませんよ。
うちには断薬関係で1年以上通い続けている人はいませんからね。
ぜひ、できるところからやってみてくださいね。
きっと少しずつ何かが変化して行くはずです。
こうやって書いていると、皆さんにお伝えしたいことって本当にたくさんあるのだということに気づきます。
いちいち全部を書いていると、長くなってしまうのでとても皆さんに説明しきれません。
ですので、時々機会があると、心の病や精神薬を理解するセミナーを開いています。
2月にも『心の病のメカニズムと精神薬の真実を理解するセミナー』というものを開催します。
主にカウンセラーやセラピストなど、どちらかというと相談を受ける立場の人に向けてのお話となりますが、当事者はもちろん、ご家族にも参考になるお話かと思いますので、興味のあるかたはぜひ聞きにいらしてください。
Facebookをやられているかたは、こちらからイベント内容をご覧いただけます。
Facebookをやられていないかたは、こちらから詳細をご覧ください。
今年はこのようなセミナーを多くやって行けたらいいなと思っています。
地方でも、5~10名集まっていただければお話させていただきに行きたいと思っています。
もしご希望のかたがいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせくださいね。
どんどん「話しに来い!」と呼んでいただけたら嬉しく思います^^
・精神薬をやめたけど体調が戻らない!
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・なんで苦しいのかわからない!
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後ほどこちらから掛けなおさせていただきます。