他の病気から精神薬が増えてしまった人の話

 

断薬カウンセリングと家庭問題解決のカウンセラーの工藤史惠(惠は旧字♪)です

 

 

以前、耳が不調になりネットで情報を探しまくりました。
そして突発性難聴の方のあるブログに行き当たりました。
 
その人は『突発性難聴』と診断されてから、既に何年も経っていました。

 
最初の耳鼻科でよくならず、そこからドクターショッピングを開始。
最初は近隣の病院を回っていたものの、大学病院も含め、何件回っても改善されないので、随分遠方まで足を伸ばすようになりました。
 
その間に、どんどん治療や薬の知識がついていきます。
気づくと、
「こんな治療はどうですかね?」
「こんな薬は?」
と患者が医師に提案するようになってしまっていました。
 
そしてそれでも改善されないこの主は、遂に
「ここまで治らないのは、基本的に耳が悪いのではなく、心因性のものでは?」
と思ってしまい、自ら心療内科の門をくぐりました。
 
この人は何年も何件も耳鼻科通いをしていながら、一度も精神安定剤などの向精神薬を処方されていないようでした。
 
実はこれはとてもラッキーなことだったのですが、もちろん上記のような坑道を取っているような人は、そんなことは気づきません。
 
心療内科に行ってから、薬の種類がガラッと代わり、精神科通いが長い人だったら一度は聞いたことのあるような薬の名前が連なるようになりました。
 
この主は、それまで食事や自分の生活習慣を見直した様子は一度もなく、長い長いブログには、「どうして突発性難聴になったのか」と考えた様子は全くありませんでした。
 
書かれているものは、病院と薬の情報や、あそこ行った、これ飲んだの話ばかり。
 
で、どんどん深みにハマって行ってしまいます。
心療内科、精神科のセオリー通り、薬の寮がどんどん増えて行きました。
 
しかも、病院巡りのし過ぎで薬の知識か変にあるため、向精神薬に変わっても、「あの薬にしてくれ。この薬を出してくれ」と自分で頼んで出してもらっていたのです。
 
読んでいてツラくなってしまったので、その日以来一度もこのブログを読みに行っていませんが、でも、症状が良くならないどころか、どんどん仕事もできなくなるほど悪くなって行くであろうことは容易に想像ができました。
 
こうやって薬に染まって行き、どんどん抜け出せなくなってしまうのは、実は珍しいことではありません。
よく見聞きする、ありがちなケースです。
 
自分では薬のことをよくわかっているようで、本当の恐ろしさが全然わかっていない、自分の病気を本気で治したいと思っていると自分では思い込んでいるけれど、本当はきちんと向き合っていない。
 
根本的に何を解決しなければいけないのかをよく考えないと、このようにどんどん悪い状況になって行ってしまうのです。
 
病気になったときに本当に考えなければいけないのは、これからどの病院に行くかとか、どんな薬を飲むかではありません。
 
どうして自分がこの病気になったのか。
何がいけなかったのか。
本当に治癒させるためには、これからどうすればいいのか……。
 
それを考えない限り、本当の意味で病気を治すことはできないのです。

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