断薬専門クリニック『Tokyo DD Clinic』も精神薬の断薬希望者の新患受付は休止されたようです

精神薬の断薬……ということでは日本一有名であろう、内海聡医師が設立された断薬専門のクリニック「Tokyo DD Clinic」が東京の御徒町にあります。

断薬を目指すかたなら知っている人の方が多いと思うので、この記事をご覧の皆様もご存知のかたの方が多いのではないでしょうか。

 

その断薬専門のクリニックが、精神薬の患者さんの新患受付を休止されてしまったようです。
（HPにもその旨が記されています）

 

内海医師は御徒町でクリニックを開かれる前は、茨城県牛久市で東洋医学を用いた内科のクリニックを開かれていました。

そこを閉院して御徒町に移転し、断薬専門のクリニックを開かれたのがもう9年ほど前の話。

当時は精神薬断薬が主で、後に抗がん剤などほかの病気の断薬を主に出がけるようになられました。

 

ほかの病気のかたと精神薬を飲んでいるかたの状況は大きく違います。
薬の影響も大きいですし、病気に対する考え方も違います。

 

内科的な病気のかたは実際に痛みもあるし、死への距離も近いように感じるので、病院や薬から卒業して健康になりたい、病気から卒業したいという気持ちが本当に強いです。

「こういうことをしないと治らないよ」という言葉に対しても、真摯に向き合い、実際に行動しようとします。

 

ですが、精神薬を飲まれている患者さんは、実際に身体が痛いわけでもなく、心の痛みで動けなくなってしまっている人が多いので、自分で頑張るよりも優しくされたいかたが多いのが現状です。

ここで、断薬の成功率が大きく変わってしまうんですよね。

 

身体の病気は「自分の生活習慣が悪かったのかな」と考えやすいのですが、心の病はどうしても周囲のせいにもしがちですしね。

何事もそうですが、周囲のせいにしている間は、そこから抜け出すことはできないのです。

 

そういった経緯で、実際、精神薬からの卒業は本当に大変な作業になります。

うちのクライアントさんたちもそうですが、本気で「もう弱者でいるこの現状から抜け出したい」「自分の足で立って、自分で幸せに向かって歩いて行きたい」と思われないと、一度卒業できたいとしても、やすやすと弱者の世界に戻られて行きます。

だってそっちの方が簡単なんだもん。

内海医師もご自分で経営されているグループホームに入ってでも真剣に断薬したいという人しか受け付けないと動画で仰っていましたが、その気持ちは私もよくわかります。

 

私も今年から、断薬の業務は少なくしようと睡眠薬・不眠相談のみにさせていただくことを決めました。

内海医師と偶然同じ時期になって驚いていますが、このようにどんどん少なくなってしまうのは本当は精神薬を飲んでいる人からしたら、とても不幸なことなのですよね。

内海医師は断薬の際、代替薬の処方もしていませんでした。
私のカウンセリングも内海医師も、高いものを売りつけるなどのこともしていません。

が、他の病院では、一度薬を飲ませてからうつを抜け出させるということをしていたり、高い水を売りつけたりなどをしているところもあるようで、クライアントさんから被害的な報告をいくつも聞いています。

精神薬の断薬の相談を真摯に受けてくれるところは本当に少ないです。
特に、薬をやめてからの不具合の相談を受けているところは、私のところしか無いのではないかと自負しています。

私がまだ患者の立場だったら、真面目に頑張っている相談先ほど結局手を引いていくという事実は、本当はとても哀しいことだと思います。

 

自分の幸せは、自分の決断でしか作り上げることができません。

お問い合わせの際によく「もう少し様子を見てから」とか「もう少しよくなってから」とか「もう少し考えてみます」とか言ってくるかたが居ますが、そのような方が、また問い合わせをしてくることは一切ありません。

 

でも……第一声で「私、断薬したいんです！」と言ってきた人のほとんどは、きちんと断薬を果たして人生を変えています。

 

この違い、わかりますか？

わかって欲しいなと思います。

 

おちおちしていると、本当に相談できる先がどんどんなくなってしまいますよ。

人生変えるなら今がラストチャンスかもしれません。

 

薬はあなたを助けてくれません。

私がそうでした。

 

薬を飲んで眠っているってものすごく人工的なことだと思いませんか？

そろそろ、自分を苦しい世界から本気で救ってあげませんか？