減薬中です。3時間しか眠れていないのですが薬を飲んだ方がいいですか?

 

こんにちは。カウンセラーのふーみんこと工藤史惠です。

 

最近、15分の無料相談で、

相談者さん
精神薬を減薬中です。
あともう少しのところなのですが最近3時間しか眠れていなくて体調がよくありません。
病院に行って薬をもらって飲んだ方がいいですか?

というご質問をいただきました。

一言で答えちゃうと

ふーみん
薬なんか飲む必要はありませんよー。
というか、飲まないでくださいねー。

です😊

 

でも、それだけじゃ「なんで?」が消えないと思うので、飲まないでと話した理由を説明して行きますね。

 

 

1.減薬し始めたら一方通行

減断薬を決意したら、一方通行が基本です。

減薬・断薬のときって、多かれ少なかれ離脱症状が出ることの方が多いです。

出る期間も、どこにどんな風に出るかも個人差があり過ぎて、ここでは説明しきれないので割愛しますが、全く離脱症状(禁断症状)が出ないって人の方が圧倒的に少ないです。

症状ってツライですよね。
私もとてもキツイ離脱症状を経験したので、その気持ちはとってもよくわかりますよ。

でも、症状が出たからってまた薬を戻してはいけないんですね。

だって、薬をやめたいと思って減らす → 症状が出たから戻す → 様子を見る……

じゃ、どこまで行っても進まないでしょ?

進めるためには頑張って、一方通行で進んで行かないと時間ばかり掛かって、いくら経っても前に進めないということになってしまうんです。

 

2.3時間しか眠れていないのではなく、3時間眠れています

「3時間しか眠れていない」っていう相談……

実は本当によく頂くんです。

でも、本当に病的な不眠というのは24時間以上……
いや、私の感覚だと48時間以上眠れていないようなものを指します。

 

確かに、毎日毎日3時間しか眠れなかったら、それは身体もツラくなって来ると思います。

でもね。
身体が本当に疲れて来たら寝ます。

それがどうしても眠れていないのはどうしてだと思いますか?

身体がそれ以上の眠りを必要としていない = 疲れていない

んです。

うつ状態だったり、色々悩んでおられる方は、身体はあまり動かさずに考え事ばかりしていますよね。

考え事をしているということは脳はとても疲れています。
だから、身体もだるく感じるのですが、それは眠りを必要とするような疲労とは違うんですよ。

 

3.ではどうすればいいのか?

実はね。

人間というものは、脳疲労と身体疲労がイコールじゃないと眠れないんです。

先述の通り、うつ状態の方や悩んでおられる方は、脳疲労が先行しがち。
だからなんとなくだるいし、睡眠不足なのになかなか眠れないんです。

そういうときに一番てっとり早い方法は

身体を疲れさせる

ことです。

「眠れなかったら走って来い」って言うくらいでね。

これを実践した人が「ぐっすり眠れるようになって、しかも少し痩せて来て、とても健康的になった」と言っていました。

 

でも、まぁ、なかなかそうは行かないかもしれませんが……

昼間にウィンドウショッピングに行ってみたりして、少し意識して歩いて疲れるとか……
最近外に出ていないなぁと思うかたは少し思い切って散歩に出てみるとか……
もう少し体力のあるかただったら、ジムに行ってみるとか……

そんな工夫をしてみてもらいたいんです。

それと、お風呂(湯船)にゆっくり入ること。

人間は、身体が冷めるときに眠くなります。
なので、寝たいなと思う1時間くらい前にお風呂から上がれるようにすると、その1時間後くらいに自然な眠りにつけるようになったりします。

こんな工夫をうまくすることによって、眠れないなな~という日でもなんとなくやり過ごすことができるようになって行きます。

 

4.そして一番大切な意識

眠れない日があると、「少ししか眠れない」って一番強く訴える人って、どんな人だと思いますか?

 

実は、睡眠薬を飲んでいる(飲んでいた)人 なんです。

なんでだと思いますか?

睡眠薬を飲んでいるのにおかしい。
そんなはずはないって思いますか?

いやいや、コレ、本当なんです。

 

何故かと言うとね。

睡眠薬を飲んでいた人は、薬で眠りやすくなったり、長い時間眠ったりすることに慣れています。
薬を飲んだことによって、スーッと入眠すること、何の影響もなく朝まで眠ることを経験しています。

なので、その薬の効きが悪いな……と思ってくると、違和感が出て、眠れないことがとても気になるようになってしまうんです。

 

でも……ね。
人間なのだから眠れる日も眠れない日もあるんですよ。

それが普通なの。

睡眠薬を飲む前の自分はそうではなかったですか?
それをもう一度思い出して欲しいんです。

そう。
眠れない日があるのも、人間なのだから当然だ……と思えるようになってください。

こういう意識を変えることが一番大切なんです。

 

そしてね。

薬を減らしたりやめたりしたら、そりゃ、飲んでいたときより眠れないのも当然なんです。

 

多少は眠れなくても人間は死にはしません。
私も一番ひどい時で70時間以上眠れないというときがありましたが、それでもこうやって生きています。

あ、たまにネットで数ヶ月全く眠れないとか書いている人が居ますが、あれはウソだからね。

私、70時間以上全く眠らない状態でも、もう身体が自分のものじゃないんじゃないかと思うくらい大変な思いをしました。

そんな風になるからね。
数ヶ月とか全く眠れないなんてことが本当にあったら、その人は世界で話題になると思います。

 

眠れないっていうことを生きている中で一番大変なことなんだ……というくらい訴える人もいます。

眠れないってツライからね。
気持ちはよーくわかります。
気持ちよく眠りたいよね。

でも、忙しく動けるくらいになったら、自然と夜は眠くなります。
今は動けないから眠れないの。

本当は眠れないことをどうにかしようと思うのではなく、元気に動けるようにどうにかしようって思ってもらえることの方がずっとずっと大切なんですよ。

 

私はカウンセリングの中で、いつもクライアントさんにこのような話をしてサポートを続けています。

意識を変えなきゃいけないって言っても、一人で変えていくのは大変ですよね。

減断薬を頑張らなきゃいけないのは自分ですが、私はクライアントさんが安心できるまで、それをサポートしています。

 

精神薬を手放したいと望んでおられる方は、是非、15分の無料相談を利用してみてくださいね。
何かヒントを掴んでもらえるかもしれませんよ😊
 
 

 

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