突然、睡眠薬などが変えられたりしていませんか? それ、病院の都合かもしれません。

 

こんにちは。カウンセラーのふーみんこと工藤史惠です。

 

先日、医療関係者のかたから、ある情報をいただきました。

ベンゾジアゼピン系の薬を12ヶ月間、同一の薬・同一用法・同一用量で継続して処方されると、保険点数が減点となるということが『2018年度の診療報酬改定』で昨年の4月に決まったんだそうです。

ネットで調べてみるとこんな資料も出ています。

私がこの情報を聞いたのが、4月に入ってからなのですが、この診療報酬改定が実施されたのが昨年の4月からですから、3月で既に12ヶ月経ってしまったということになります。

ということは、もう
「保険点数が下がってしまうから、処方薬を変えなきゃ!」
ということが現場で起きている可能性が多々あります。

皆さんの中で、
睡眠薬を飲み続けておられ、最近何かの理由をつけられ、その薬を変えられた……
という人はいませんか?

何かの理由……
・最近、その薬の効きが悪いから……
・長く飲み続けているとよくないから……
なんてことを言われて変えられる可能性は多々あります。

そんな風に言われて変えられた人はいないでしょうか?

もしいたら、それは、あなたの都合ではなく、病院側の都合……しかもそれが診療報酬という病院側の収入の都合だということが大いに考えれるんです。

 

 

理由は「長期利用をさせないため」なんていう理由ですが……

今回のこの措置は、「薬の長期利用をさせないため」となんていう立派な理由らしいです。

でも考えてみてください。
本当に病院側が
「保険点数が下がるから薬は1年以内にやめましょうね」
なんて言うと思いますか?

簡単に他の薬に変えて、またその薬を1年間飲ませるに決まっているじゃないですか。

だって医師は、
症状に合っていると思われる薬を処方することはできても、
やめさせる方法は知らないんですから。

 

薬を突然変えることの危険性

薬を変えるということがどういうことなのか、ってわかっていますか?

これ、意外とわかっていない人が多いので、ここで説明させていただきますと……

 

精神薬というものをやめようとするときに、禁断症状(離脱症状)というものが出てしまうことは、昨今ではかなり有名な話となりました。

この禁断症状は、薬をやめるとき……という認識が皆さん強過ぎて、減断薬するときしか出ないっていうイメージを多くもっているんですね。

だから、薬を変えるときに影響があるなんて思ってもいないんです。

でも、じっくり考えてみてくださいね。
薬を変えるということは、

それまで飲んでいた薬をやめる → 新しい薬を飲み始める

ということですから、いくら違う薬を飲み始めたと言っても、それまで飲んでいた薬の禁断症状は出るわけです。

そこを見落としている人が多いのですが、他の薬を飲み始めたからと言って、前の薬の禁断症状がなくなるなんてことはありませんからね?

よく、元の薬の禁断症状を抑えたいがために、代替薬を望む人がいますが、そんなことをしても楽に断薬が進められるわけではないので、そこはきっちりと認識を持ってもらいたいと願います。

 

どの病院でも簡単に薬を変えてしまう不思議

上記のような理屈をひとつも考えられることなく、どの病院でも簡単に薬を変えられます。
それってとっても不思議じゃありませんか?

患者のことを考えているように見せかけて、実は患者のことなんて何も考えてないんです。
「この薬は禁断症状なんで出ないよ」と言い切ってしまう医師も多くいますからね。

それで患者が苦しもうと関係ないんです。

しかも、薬を突然変えられたために具合が悪くなって行っているかもしれないのに、そんな可能性は全く考えずに、患者の訴えを聞くとただまた新しい薬を増やす。

そういうマイナスループしかないんです。

 

冷静に思い出してみてください。薬が変わって具合が悪くなったりしていませんか?

長く精神薬を飲んでいると、病院が変わったり医師の勧めで薬が変わることはあるかと思います。

その度にどんどん具合が悪くなっている人はいませんか?

一度禁断症状が出始めると、そう簡単には症状は治まりません。
上で説明した通り、もしかしたらそれまで飲んでいた薬の禁断症状が出てしまった上に、今度は新しい薬の副作用が重なる場合もあります。

もうそうなって来ると、何で具合が悪いのか、さっぱりわからない状態です。

でも普通の調子ではないので、具合が悪いと感じた人は医師に報告しますよね。
そうすると、今度はその症状を抑えるための薬が出されます。

そうやって薬はどんどん増えて行ってしまうのです。

こんな負のスパイラルから患者はどんどん抜け出せなくなってしまいます。
心当たりのある人はいませんか?

 

患者のことをまるで考えていないということに気づいてください

この内容、何が問題なのかということ、きちんと気づいていただけたでしょうか?

精神薬のことを知っている人間だったら、一年間飲んできた薬を病院の都合で簡単に変えるなんていうことがどれだけ危険が伴うのか、患者にとってデメリットしかないのか、容易に気がつくものですが、病院側はそんなデメリットは一切説明せず……

説明しないどころか、もしかしたら患者のせいにした説明(この薬はあまり効いていないから、など)をして、ただ病院側の保険点数が下がるという理由だけで、患者のことなどまるで考えずに薬を変えてしまおうということがこれから容易に起こる可能性が大きいということなのです。

こんなことをする病院、医師をどこまで信じますか?

 

私は数年間同じ薬を飲み続けていましたから、あのまままだ睡眠薬を飲んでいる人間だったとしたら、きっとわからないような理由をつけて薬を変えられ、そして具合が悪くなったとしてもその原因にも気づかず、また薬が増えてどんどん動けなくなる……なんていうことになっていたかもしれません。

私の場合、薬が変わったでもないのに(多少増えましたが)いつの間にかどんどんどんどん動けなくなり、死ぬかもと思うくらいになりました。

向精神薬ってそういうものです。

正直、メリットを感じられるのなんて飲み始めた頃だけ。
あとはデメリットばかりのものです。

 

今回、私が書いた事実をきちんと頭の片隅に入れておいてください。
そして、もし突然何らかの理由をつけて薬を変えられるようなことがあったら、そのときは「おかしい」と思うようにしてください。

 

薬の一例

今回はベンゾジアゼピン系の薬ですので、有名なものを上げておきますね。
(ここに載っていないものはご自分でお調べください)

コンスタン・ソラナックス・ルネスタ・ユーロジン・デパス・セパゾン・リーゼ・セルシン・アモバン・マイスリー・ハルシオン・サイレース・ロヒプノール・レンドルミン・レキソタン・メイラックス・ワイパックス

 

 

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