「断薬をしたいのですがどうやるのか進め方がわかりません」
こんにちは。カウンセラーのふーみんこと工藤史惠です。
カウンセリングのお問い合わせをいただく場合、
「断薬したいと思っているのですが、何から初めて、どう進めて行けばいいのかわからなく……」
そのような質問を多くいただきます。
その人の状況によって細かいことは違いますが、きちんと覚えておいていただきたいことがいくつかあります。
※こちらは断薬セッション時にお渡ししているハンドブックです。
・薬を減らすのは1種類ずつ
減断薬しようと決めると、いきな色んな薬を減らしているかたがいらっしゃいますが、セオリーとして、1種類ずつ減らてくださいというのがあります。
減断薬期にはいろんな禁断症状が起こることがありますが、まとめて減らして行ってしまうと、どの薬を減らしたときにどのような状態になったか……という状況がわからなくなります。
なので、まとめて色々な薬を減らしてしまうのではなく、1種類ずつ減らして行き、まずは多剤→単剤を目指します。
心の病と精神科・精神薬について正しい知識・意識を持たなければいけません
精神薬を断薬したいと思ったら、『心の病』と『精神科・精神薬』について、正しい知識と意識を持たなければいけません。
これを知らずに、きちんと精神薬を卒業するのはとても難しいことだと思っています。
断薬だけをすればいいというのであれば、最悪、パタッと薬をやめてしまえば断薬自体はできます。
でも、それだけでは『卒業』するのは難しいです。
きちんと卒業するためには、心の病のメカニズムなどをきちんと理解して、自分がどうして病んでしまったのか、自分が罹ったと思っている心の病というのは、本当はどんなものなのか……。
ということを、きちんと理解して、きちんとした知識としなければいけません。
このことについては、私は必ず初回に『断薬セッション』をお受けいただくことで、必要な知識と意識をお知らせしています。
大切な三大ケア
減断薬して行く上で大切なのが、少しでも禁断症状を楽にし、一日でも一秒でも早く、つらい症状から抜け出せるようにするケアです。
そのケアとは、
高栄養療法(サプリなどで栄養を補給)
有酸素運動(あまり症状がひどいときは、できるようになってから)
低温サウナ療法(自宅では『入浴療法』)
を言います。
この中でも、入浴療法はとても大切で、やり方のコツがあるので、こちらも『断薬セッション』でお伝えしています。
食事も気をつける
心と身体は繋がっています。
長い年月、精神薬を飲んでしまった人は、もう卵が先か鶏が先かよくわからなくなってしまっていますが、どちらにしろ心の病気だと思っているかた、薬漬けになっているかたの食事はあまりいいものではなかったりします。
既に断薬しようと心に決めているかたは、随分見直されてから私のところにいらしてくださっているかたもいるようですが。
このような基本的なケアも必要になってきますので、『断薬セッション』では細かくお伝えしています。
まとめ
上記のようなことを最初に知っておかないと、なかなか最後の少しがやめられなかったり、断薬はできても症状から抜け出せずに思うように社会復帰できなかったりします。
そのようなことのないように、きちんと「あと数ヶ月」などと目標を定めて進めて行けるよう、その人に合わせたアドバイスをして行きます。
何度もこのブログでも書いていますが、私がご相談いただいてアドバイスするのは
『断薬の方法』ではなく、『断薬に伴い何が必要で、何をやらなければいけないのか』ということです。
断薬は薬をやめるだけではありません。
依存状態から抜け出し、本当の自立を目指し、心も身体も本当に健康な自分を目指します。
そのためには正しい知識と意識が必要。
だから私は勉強を続け、皆さんにそのことをお伝えしているのです。
・精神薬をやめたけど体調が戻らない!
・社会復帰したい!
・なんで苦しいのかわからない!
そんなお悩みお持ちの方のご相談をお受けしております。
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