【体験】メジャートランキライザー（統合失調症の薬）を断薬したというご連絡をいただきました

先日、この記事を上げたちょうどその日。

たまたまなのかと思いますが、以前カウンセリングを受けてくださった方からメールをいただきました。

御無沙汰しております。
工藤先生のお陰でこの２月から完全断薬に入りました。
これから、1年間は、たまに出る副作用のとの付き合いが有りますが。
今現在待った薬無しで、先生に教え頂いた食事・半身浴でのお風呂そして、サウナに行って汗を出し毒素を出し伯方の塩を舐め浄化した水を飲んで居ます。

先生が来られてからは自分との闘いでした。
気持ちが上がって居る時は、自宅に篭り、気持ちが下がり始めたら、少しシンドイですが、精神力でなんとか乗り越えました。
これ全て工藤先生の教えを信じ自分と向き合って行き今では、家族も薬飲まなくても何も言わないし、精神障害者手帳も一月に返して、これからは、二度と精神科に行く事は無いでしょう。
又、何か有れば工藤先生にメールしますので宜しくお願い致します。

 

この方は遠方のかたで、出張でお伺いしました。
というのも、初めてお伺いしたときはまだ薬も残っていて、あまり体調がよくなく、パニックを起こしてしまう恐れもあったので、埼玉の相談室までいらっしゃれる状況ではなかったのです。

 

正直……薬の種類を聞いて、心配がありました。

私とお会いしたときはもうその薬は飲まれていなかったけれど、過去には悪名高い睡眠薬も服用されていたし、まだメジャートランキライザー（統合失調症の薬）も残っていました。

実は、薬を飲んでいたときに暴れてしまったことなどもあり……ご家族に断薬を反対されていました。

というのも、断薬して行くときにもっとひどい状態になるのであれば、薬を飲んでいて静かに暮らして欲しいという強いご希望がご家族にあったからです。

正直、ご家族のその気持ちもわからなくはありませんでした。

だから、私は無理には勧めませんでした。

私ができることは、家でできるケアをお話して来ることと、クライアントさんにどのようなことが起きて、現在のような状態になっているか、クライアントさんがどのような気持ちでいるのか等をご家族に話して来ることだけです。

ご家族と長い時間話し合いました。
ご家族の気持ちを伺い、クライアントさんが思っていらっしゃること、状況もたくさんお話して来ました。

あとはこの方に任せるしかありません。

 

うちのカウンセリングには１ヶ月のメールサポートがついています。

でも、このクライアントさんからは連絡が来ませんでした。
私は正直とっても心配だったのですが、こちらからむやみに連絡することはありません。

ただ、１ヶ月が切れる……というときに、一度だけ連絡をしてみました。

そうしたら、頑張って減薬しているところで体調が悪いのだということをお話くださいました。

私にできることはありません。
祈るしかできません。

もう悪化はしないでくれ。
暴れるようなことにはならないでくれ。

ずーっと願っていました。

 

そんな、いつも気にしていたクライアントさんから、先日、上記のようなご連絡をいただいたんです。

私、本当に嬉しくて、嬉しくて……。

 

 

障害者手帳まで返却されたなんて、なんてすごいことでしょうか。

メジャートランキライザーは本当に怖い薬なので、このクライアントさんは本当に意思を強く持たれて頑張られたのだと思います。

もう結構前の話になりますが、私の知人にメジャートランキライザーを断薬した人がいます。
その人は断薬後、道を歩いていて、すれ違う人・すれ違う人を刺したくなってしまったという話をしていた人がいました。

私はそんな体験がないので、その人に聞いたことがあるんです。

「どうしてそんな状態から脱出できたの？」と。

私のその問いに、その人は
「絶対にここから脱出するんだという気持ちだけ」
と答えてくれました。

やっぱり、自分の意思ってとっても大切なんです。
私もそうでしたが、ここから脱出したいという気持ちが強ければ強いほど、もう二度と戻ってなるものかと、苦しくても薬に手を出すこともなければ、そこから抜け出そうとする力も強くなります。

 

私ができることなんて微々たるものです。

でも私がお話しに行かせていただくことで、このように人生を変えようとしてくださるかたがいる。
これがどんなに喜ばしいことか。

この喜びがあるから、私はどんなとこにも飛んで行かせていただいています。

埼玉まで遠くて大変でしたら、私から貴方にも会いに行きます。
お話を伺いに行きます。
お話しに行きます。

是非、お呼びください。