『心の病』の病名のおかしさにも気づくと、病気の改善も早くなって来ます。
こんにちは。カウンセラーのふーみんこと工藤史惠です。
『心の病』は自分で治すことができる。
私はそう思っています。
ただ、それは気力とかだけでどうにもできるものではなく、ポジティブな言葉を投げかければいいとかそんな簡単なものでもありません。
一番大切なのは、心の病のきちんとしたメカニズムを知る。
そして、心の病と言われるもののおかしさに気づくことがとても大切なのです。
今回はその中で『病名のおかしさ』というもののお話をして行きますね。
心の病の病名をひとつずつ紐解いて行きましょう
例えば『うつ病』……
これはどういった状態の人につけられる病名ですか?
そう。
うつ状態の人のことを言いますね。
それでは『パニック障害』……
これはどうでしょうか?
そう。
パニックを起こす人ですね。
次に『躁うつ病(双極性障害』……
これはどうですか?
そう。
上がったり下がったりする人のことですね。
では『統合失調症(精神分裂病)』……
これはどうなると、そう言われますか?
妄想や幻聴幻覚など、他の人の姿が見えたり声が聞こえて来たりして、一人の人間として精神的に統合されていない状態ですね。
『社会不安障害』『強迫性障害』なども、とても不安がる人だったり、強迫観念に襲われたり……。
心の病に関しての病名は、その病名でどんな症状の人かわかります。
では、身体の病気の病名を考えてみましょう。
お腹が痛くて病院に行きます。
「あなたは腹痛病ですね。」
と言われますか?
言われませんよね?
胃腸炎と言われたり、どこの臓器が悪いかとことん調べてから、臓器のここが悪くなる○○病ですと言われ、その影響でお腹が痛かったんだとわかりますよね?
頭が痛くて病院に行きます。
「あなたは頭痛病です」
と言われますか?
言われませんよね?
MRIなどを撮って、脳に何か起きていないか調べたりして、異常が見つかったときに例えば脳腫瘍とか……そのような病名になりますよね?
違いに気が付きましたか?
この比較だけでも気づきませんか?
身体の病気には症状と違った病名があり、何かの症状が起きたとき、
「○○病だから、その病気が起きたのか?」
などの検査があります。
でも、心の病はどうでしょう?
○○病だからその症状が起きた……ではなく、
「その症状だからこの病名ですね」と、ただ症状が病名になっているだけ
なんです。
これっておかしいと思いませんか?
心の病って本当病気じゃないんじゃないの?
誰でも何かつらいことがあれば、眠れない、食べられない状態になります。
それが気のせいだとか、弱いだとか言っているのではありません。
そうなることは誰でもあることです。
でも、それって病気になったから、うつ状態になったのでしょうか?
違う気がしませんか?
パニック症状が起きて、電車に乗れなくなるのはツライですよね。
でも、それって病気になったからパニックが起きたのですか?
違う気がしませんか?
心が疲れてしまったりして、病んだ状態になったときは、身体にも困った症状が起きます。
それを弱いからとか、気のせいだとか、そんなことを言っているのではありません。
そうではなく、この病気なのか症状なのかということを冷静に考えて、よく理解できれば、
じゃぁ、その困った状態をどうすれは改善して行けるのか?
ということを考えて行くことができるのです。
一番大切なのは考えること
こういう、一見当たり前のことのようでいて、よく考えてみると
「あれ? おかしい?」
と思うことって意外と多いものです。
薬を長年飲み続けて、薬漬けになってしまった人は、
病気のこと、自分のことをあまり考えずに、ただ、医師の言うことを聞いて来てしまいました。
私もそうです。
私は断薬するとき、本当にものすごく内観しました。
何が間違っていたのか、何に洗脳されていたのか、何に気づかなければいけなかったのか……。
本当に本当に考えました。
だからこそ気づいたことがたくさんあります。
この、心の病の病名についても、理解できたのは断薬した後にいろいろ学んでからです。
皆さんには一日も早く気づいてもらいたいって本当に思っています。
一日でも早ければ、それだけ薬漬けから抜け出したり、元気な身体を取り戻す日もそれだけ早く訪れるのですから。
だから、考えてくださいね。
自分が信じているもの、信じていることは本当に間違っていないのか?
そこではない何かがあるのではないか?
自分は本当にどうしたらいいか?
とことん考えてくださいね。
考えてみたら、もしかしたら違う未来が開けて行くかもしれないし、自分が気づいていなかった望みに気づけるかもしれないのですから。
また、遠方からもカウンセリングの要請をいただいています。
今年も一人でも多くの皆さんに薬漬けから抜け出す大切さをお伝えできたらと思い、活動を続けてまいりたいと思っています。
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