『薬賛成派』とか『薬反対派』とかって何だろう? 〜別に派閥争いする気はないんだけどなぁ〜
こんにちは。カウンセラーのふーみんこと工藤史惠です。
時々フェイスブックなどで薬の服用の話をされているのを見かけたとき……
大きなお世話なのをわかっていて、つい
「薬がいらなくなる方法も考えてみてね」
などと言ってしまうことがあります。
うん。
正直、薬をふうようされている人はそんなことを言われるのを嫌うのを知ってる。
言われると拒絶反応が出るのも知ってる。
昔の私がそうだったから、その気持ちもよくわかる。
そして、そういうところには必ず擁護する方が出てきて
「私は薬賛成派です!」
とか言って、そこにも必ずいいね!が集まり、飲んでいる人たちが固まろうとする。
言った私は完全アウェイ状態。
それも今までもよくあったことだし、だから普段は「いらんこと言わないように」って気をつけてはいるんだけど、時々伝えたくなってしまって思わず言ってしまうんだよね。
でもね。
これだけは分かって欲しいって思っているんだけど、私は別に飲んでいることを否定しているのでも、薬を飲んでいるという行為を蔑んでいるわけでもない。
なのになんであんなに思っきり拒絶したり、派閥を作ろうとするんだろう?
って思ってしまうだな。
まぁ、数年前まで私もどっぷりと薬漬けだったので、
「薬は良くない」とか「薬をやめろ」
とか言われると、飲んでいる自分の全てが否定されたような気になって、
「そんなのわかってるよ!」
「私だってやめたいのよ!」
「薬飲まないと生きて行けない人の気持ちわかる!?」
なんて息巻いてた。
でも、今、言っている立場の方になって、それは違うんだっていうことがわかった。
現状、薬が必要と判断して、飲んでいるのを悪だと言っているのではないの。
けれど、いつかはやめたいと思って色々調べながら過ごすのと、薬が必要なんだと思い続けて飲み続けるのとでは将来が大きく変わってくるから、これから、色々と考えたり調べたりして欲しいから伝えているの。
こちらが派閥抗争しようとか、その人を否定しようとか否定ないのに、どうしていつもそうなってしまうのかなぁってちょっと寂しくなっちゃうんだ。
以前、私の知人が脳の病気だと言われて、一生薬を飲み続けなければと思っていた人がいました。
脳の病気って聞いたらド素人の私はさすがに
「薬なんてやめた方がいい」
とは言えなかった。
でも、その話をしていたときにちょうど居合わせたTokyo DD Clinicの内海聡先生が、
「そんな病気ないよ。そんな薬なんていらないんだよ」
って言ったんです。
いつもの調子でいとも簡単にね。
さすがに私も「そんなこと簡単に言っちゃっていいの?」って驚いたのだけど……
それから数ヶ月後、その知人は薬を手放すことができたんです。
精神の病気ではなくて『脳の病気』でだよ?
それまでは、脳のどこだかが悪くて、おトイレが近くなってしまって薬でコントロールしなきゃならないって言っていたのに、全然困らなくなってしまったの。
どうやってやめて行ったのか詳しいことは聞いていないのだけれど、やめた理由はただ
「言われて悔しかった」
って、それだけらしい。
その「悔しかった」が結局、薬も病院もいらない人になってしまった。
こんな事実もあるの。
精神病と言われる病気だけではなく、身体の病気も、自分が治し方や付き合い方を考え、意識を変えて行くと、薬なんかいらなくなるものはたくさんある。
もちろんなくてはならない病気もあるし、命に関わるものは急いで病院に行かなきゃいけない。
私が知ってほしいのは、その『加減」なんです。
私も6月には緊急入院でたくさんの点滴を受けて命拾いしました。
そんなときまで「薬はいらない」とは思っていません。
でもその時も私は医師に
「できるだけ薬は増やさないでください。もし副作用が出たら、副作用止めを使うのではなくて、その薬の使用を止めてください」
と話しました。
なので、止めてもいい段階に来てから、次々と薬を減らしてもらうことができました。
医療の受け方は自分で決めることができます。
その主張をきちんと医師にして行くために、普段から考えて行かなきゃいけないんです。
私は『薬が完全にいらない派』でもなければ、自称『薬賛成派』な人たちとケンカしようと思っているのではありません。
でも……
精神薬……特に抗うつ薬・精神安定剤などは本当にいらない薬だと思う。
パニック障害の薬と言われるものもね。
この辺は、飲んでも何もいいことはない。
もちろんひどく落ち込んでいるときに、薬が欲しいと思う気持ちはわかります。
でも、その落ち込みは必ず自力で改善することができるから。
薬に頼ったって、治せるものではないから。
それを治すお手伝いは私がします。
必ず自分で治して行けます。
だから、うつの薬やパニックくの薬と言われるものや、摂食障害などに出される薬なども、自分に必要だとは思わないでくださいね。
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