「断薬はしたけど具合が改善されない」というご相談が増えています
こんにちは。カウンセラーのふーみんこと工藤史惠です。
「断薬後に具合が改善されないという内容は相談できますか?」
という問い合わせをよくいただきます。
もちろん答えはYes。
最近、うちにいらしてくださっているクライアントさんの比率は、減断薬中より断薬後の方が圧倒的に多くなっています。
減断薬は病院で進めてくれる場合もありますからね。
でも断薬後は病院に行く必要はないし、それでも具合が改善されなくて困っている場合、相談できる場所は本当に限られていますもんね。
断薬したのにどうして具合がよくならないのか……?
原因はいくつかあります。
今日はそれを説明してみましょう。
薬を飲まなくなったらすぐに具合がよくなるという誤解
これは私もそう思っていたのでよくわかるのですが……。
離脱症状(禁断症状)というのは減薬期から出てくるんですね。
人によってその症状や強さは違いますが、減らし始めた瞬間から具合が悪くなる人も多いです。
(だから、なかなかやめられないんだけどね……(ーー;))
そうすると、
「今こんなにツラくても、断薬できれば皆が言っているように身体は楽になって行くはず」
と思い込んでしまいます。
その言っていることが間違いなのではないですよ。
でもここに少しの誤解が生じています。
というのは、残念ながら
薬をやめてもすぐに具合は改善されない
からです。
これ、冷静に考えればわかるのですが、薬が減っていくと具合が悪くなるのは、薬の離脱症状だということはもう皆さんわかっていますよね?
薬が減っていくと出るこの症状は、薬を飲む前の自分に戻ろうと身体が頑張っている状態です。
薬が減った(なくなった)時に出る症状が離脱症状……
ということは、断薬したあとが一番ひどくなるのが当然なんです。
でも、減薬期から具合は悪くなり始めますから、断薬を果たしたら具合はよくなるとなんとなく思い込んでしまう。
この誤解と現実のギャップにかなり落ち込んでしまう人も多いのです。
薬を5種類飲んでいたら、1種類ずつ薬が減っていく度に違う薬の離脱症状が出ます。
5種類の薬がゼロになったときに、離脱症状は5倍になる……。
単純計算でこのように行くものではないですが、理屈で言えばそういうことです。
離脱症状への理解をきちんと持っていけば、
「断薬を果たしたのに具合がどんどん悪くなる」
と焦ることもなくなるので、じっくりと離脱症状と向き合うことができるようになります。
薬を飲むのをやめただけで何もケアしていない
薬を飲むのをやめただけで、どんどん具合がよくなっていくと思い込んでいる人が多いのですが、精神薬を長年飲み続けていると、その間は、極度に肝臓ばかりを頑張らせているので、その他の臓器に栄養素が回らなくなり、身体の中は知らず知らずのうちに大きなダメージを受けています。
それを回復させるために、サプリで高栄養を補給してあげたり、食べ物に気をつけたりというケア(高栄養療法)も必要。
身体の中に溜まっている薬の成分を少しでも早く追い出させるように、デトックスさせるためのサウナ療法(家庭では入浴療法)なども必要。
「具合がよくならない」と訴えてくる人は、そのような外側からのケアを一切していません。
というか、やらなければいけないという知識がないんですね。
薬漬けの間は、食生活も全然なっていません。
私もそうでした。
それを改善していかなければいけないのに、薬をやめても飲んでいた時期と同じような生活をしていたら、治るものも治らないのです。
だから、やらなければいけないことを知る正しい知識が必要になるのです。
自分が病んでしまった原因を振り返っていないので根本的解決ができていない
これが一番大切なことなのですが、皆さん、薬をやめるだけで精神科から卒業できた気になってしまっています。
でも、あなたはなぜ、心が病んでしまって病院に行くことになってしまったのでしょうか?
というところを見直している人は全くいません。
どのクライアントさんに聞いても、これが説明してくれます。
みんな、自分に何が起きて具合が悪くなったのかはきちんと自覚しているんですよね。
けれど、それはあくまでも『きっかけ』なんです。
あなたが本当に病んでしまったのは、もっともっと以前に原因があるのです。
心が病んでしまう人たちは必ず心の中に爆弾を持ち、それを育てます。
その爆弾が限界の大きさになり爆発してしまったときが発症。
つまり『きっかけ』があったときです。
でも、その爆弾がどうして作られたか……?
そこを考えないと根本解決はできません。
これが本当の原因なのです。
心が病んでしまう人の原因は、
生まれ持った性格+育ってきた環境
これが100%です。
ここに気づけない人は、どれだけ時間が経っても後遺症から抜けられることができません。
なぜなら、深層心理の中で
「まだ解決していないから、まだ病気は治ってはいけないんだよ」
というシグナルを出し続けているからです。
逆に、ここをきちんと気づけた人は、驚くほどどんどん具合もよくなって行きます。
ここがわかるようになるために行っているのが、
その人の苦しさの原因を解明できる深層心理診断
「楽に生きて行こうよ」をコンセプトにした『楽イキ!』と呼んでいるカウンセリングです。
詳しくはコチラ→楽イキ!カウンセリング
本当の根本的解決ができると、その場で「身体が軽くなった」という人や、頭痛が治ってしまった人もいるくらい変化を感じるようです。
本当に知らなければいけないのは、自分が苦しんで来た本当の原因。
自分を助けられるのは自分ですからね。
自分が一番自分を理解してあげられないといけないのですよ。
断薬セッションと楽イキ!を一緒に受けられる人も増加
今は、精神薬・精神病院というものはどういうものなのか、心の病とはどういうものなのか、どういうケアをすればいいのかと学ぶ『断薬セッション』と、心の病になってしまった本当の原因は何なのかがわかりたいと『楽イキ!』を一緒に受けられる人も増えて来ました。
先にセッションだけ受けて、継続カウンセリング内で『楽イキ!』によって自分の中の原因と向き合うという人もいます。
どちらにしろ、自分の中の本当の原因に気づくとどんどんよくなるということで、ゴールが見えてくるので、終わりがいつかわからない病院やカウンセリングより、ずっと早いスピードで回復されていかれます。
断薬後の不具合はケア次第で、どんどんよくなります。
どんなケアを選ぶかは自分次第。
長年自分の身体に毒を盛り続け、自分の身体を痛め続けて来てしまったのですから、気づいたときから自分の心と身体に優しくしてあげる方法を知り、選択してあげましょうね。
どうしたらいいかわからないときはいつでもご相談ください^^
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