減断薬による離脱症状(禁断症状)の強さや長さは、飲んでいた時期や量によって異なるの?

 

こんにちは。カウンセラーのふーみんこと工藤史惠です。

 

精神薬を減断薬したいと思われたとき、また断薬後の体調がなかなか回復されないときのご相談で、よく聞かれるのが
「薬の時期や量によって、症状の苦しさも違うのですか?」
という質問。

 

多くのクライアントさんを見てきた私のデータベースで考えると、ハッキリ言って、
薬を飲んでいた時期や量で全ては語れない
というのが答えです。

確かに、早くやめればそれだけダメージが少ないことは事実です。

でも、10年・20年薬を飲み続けてきたけれど、そんなに離脱症状(禁断症状)に苦しめられることなく断薬を果たしてしまう人もいます。

そして、1ヶ月しか飲んでいないのに、半年・1年と体調が良くならないと訴えられて来る人もいます。

この違いは何なのでしょう?

ひとつは、減断薬中にケアしているか、いないかの差によるかと思います。
長く飲んでいても、断薬するための外側からの物質的ケア(※1)やメンタルケア(※2)をしているかしていないかで確実に差は生まれます。

短い期間に少量しか飲んでいなくても、ケアを全くしていない人より、長い期間大量に飲んでいる人でもケアをきちんとした人の方が、早く症状から脱出し社会復帰をしているように思われます。

(※1)摂り入れる栄養を気にしたり、デトックスを勤しんだりなど
(※2)どうして自分が心の病や薬漬けになってしまったのかの気づくことで、自分の思いグセなどの対処法を知ること

 

 

そしてもうひとつは体質の問題もあるのではないかと思います。

薬は肝臓で濾過されるものですが、もともと肝臓の働きが弱い人は、どうしても薬の代謝も悪いような気がするのです。
これは私の体質を見て感じることですが……。

私は症状が強く出た方でした。
今だからクライアントさんに望んでいただければ、カウンセリングのために全国を飛び回ったりしているけれど、減断薬ときには、ただ座っていることすらできなかった。

ただテーブルに突っ伏し、呼吸をしているだけ。
本当に生きるのが精一杯の時期がありました。

その時もそうだし、数ヶ月前に喘息と肺炎の併発で突然入院してステロイドを使ったとき後のことを考えても、また、使えない抗生剤があることもわかり、そんな様々な出来事から、私は薬を人より処理できる能力が低い体質なのではないかと思うのです。

20年くらい、不定期ではありますがパキシルを飲んで「なんでもない」と言い張っている知人がいます。

正直、なんでもないことはないと思うのですが(何か小さな変化等はあるし、これから先、動けなくなることが絶対に起きないとは言い切れない)、当人は何も不都合はないと言っています。

その人の言い分では
「俺は身体がでかいから、薬が薄まるのかな?」
といっていました。

んなわきゃないだろとは思いますが(笑)、お酒と同じように薬も処理能力は人によって違うのではないかと思うのです。

だから人によって、10年・20年と飲んでいても動けなくなることもなければ、減断薬ときもさほど症状に困らない人もいれば、数ヶ月飲んだだけで後の症状に悩まされることがある人がいるのではないかなと推察されます。

 

「自分はなんで短期間しか飲んでいないのに、こんなにツラさが続くんだろう?」
と悩んでおられるかたも多いのですが、それは特別なことでも何でもありません。

うちのクライアントでも何人ものかたが、
「もう薬はやめたのだけど、不具合が治らない」
と相談に来られています。

本当に不具合が治っていない場合と、メンタルのケアさえすれば簡単に解消されてしまうケースと、これまた人それぞれですが、確実にカウンセリングを受けていただく前と後では状態に大きな差があり、身体が軽くなっているとご報告いただいています。

 

「短期間しか飲んでいないのに、自分の身体はおかしいのではないか」
なんてことはありません。

正しいケアをすれば、必ず今より改善されます。
自分の身体を治すも治さないも、自分の心ひとつなのですよ。

 

 

 

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