失うものがない人と守るべきものがある人はどちらが強い?

 

断薬カウンセリングと家庭問題解決のカウンセラーの工藤史惠(惠は旧字♪)です

 

今回は珍しく薬に直接関わる話しではないのですが、断薬時の考え方に関してはとても通ずることがあると思い、このテーマでお話しますね。

先日、テレビでこんなテーマの調査をしていました。
各々の見方によって解釈は変わるので、どちらが正しいという答えはありませんでしたが……

 

 

私は個人的に『守るべきものがある方が強い』という意見です。
特に、減断薬に関しては断然こちらだと思っていて、そのようにクライアントさんにもお話しています。

この『失うものがない』というものと、『守るべきもの』のものは対象が違います。

まず、『失いものがない』と言っている人は、失うものも守るべきものも『物』なんですね。
なので、無くして困るものはもともと無いというような感覚で話をしています。

けれど、もともと『守るべきものがある』と言っている人は、自分が持っている『物』というより、守るべき『人』なんです。

物と人とでは対象がまるで違うんです。

 

減断薬の離脱症状は決して楽なものではありません。
時折、ほぼ症状のない人がいますが、それは本当にラッキーなかたで、ほとんどの人が症状とのツラい闘いを経て精神薬から卒業します。

ツラい時期を乗り越える一番大切なこととして私は、

「誰のために、どうして 断薬したいのか」
を明確に目標設定することが大切

というお話をしています。

誰のためと聞くと「自分のため」と言う人がとても多いです。

でも、こと断薬に関してはね……。
自分のため……つまり、失うものがない人は、全然強くないんです。

失うものがない人は、下手すれば「もう失うものがないのだから、死んでもいいや」という気になってしまいかねません。
特に精神薬には希死念慮という厄介な副作用・離脱症状がありますから、どんどん自暴自棄になっても不思議ではありません。

また、自分のために頑張りたいという人は、自分に優しくもしたいと思っているので、離脱症状(禁断症状)が出てツラくなると、自分のためにそのツラさから解放させてあげようと、今すぐに解放できる方法……つまり、目の前にある薬にも戻りやすいんです。

 

けれど、守るべきものがある人……
今までカウンセリングで見て来て、一番強いのは『子どものため』と思える人たちですね。

お父さんでもお母さんでも、「子どものために元気になりたい」と思えてる人は本当に頑張って復活しようとしています。
私も娘のために生き返りたいと思いましたからね。
夫だけだったら、あの辛さを乗り越えられたかどうか定かではありません。

『子どものため』の強さは本当に実感しています。

私はこの『人(第三者)』のために頑張るということを大切に思っていて、クライアントさんにも意識してもらえるように話しています。

今は結婚もされておらず、親ともそんなに仲が良くないから親のために頑張ることはできないと思っている人……と思った人。
これは何も、今目の前にいる人ばかりでなくてもいいんですよ。

これから元気な身体を取り戻して素敵な家庭を持ちたいと思ったら、まだ見ぬパートナーや子どものために頑張る……でもいいんです。

人は生まれつき、人の役に立てることに喜びを得るように生まれて来ています。
自分の頑張りが人の役に立てるということで、思わぬ力を発揮することができるのです。

とにかく自分以外の第三者のためにと思ってやることが、ひいては全てが自分のためになる。
そう思って、あなたも誰かのために頑張ってください。
その頑張りが、自分の未来を明るいものに変えることができます。

いつまで病人でいても、いつまで弱者でいても、幸せになることは絶対にない。
私はそう思います。

   
 

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