お年寄りのボケ(痴呆)を進めてしまう精神薬
こんにちは。カウンセラーのふーみんこと工藤史惠です。
先日、知人とお母さんの話になり
「最近、心配性になって来たんだよね」
という話を聞いて、私はふと心配になり聞いてみました。
「ねぇ、お母さん、薬かなんか飲んでる?」
「うん、抗不安薬を飲んでる」
やはり……。
嫌な予感はビンゴでした。
そのくせ、異様な心配性になるんです。
うちのクライアントさんたちでも何人も同じように、異様な心配性になっている人がいます。
抗不安薬(精神安定剤)を飲んでいるのよ心配性になる……っておかしな話だけどね。
向精神薬を飲み続けているとどんどん視野が狭くなるので、薬を飲んでいない人と比べて、ひとつのことが心配し始めたら、もうそのことが頭から離れなくて大変になってしまうのでしょうね。
お年寄りが病院に行くと、若い人より簡単に向精神薬が出ます。
眠れないと言えば睡眠薬、何かが心配だと言えば抗不安薬(精神安定剤)。
もう、おやつか何かだと思っているの?と思うくらい、簡単に処方されてしまいます。
けれど、痴呆でもなんでもないお年寄りでも、向精神薬を飲み始めたお陰で、どんどんボケ(痴呆)が進んでしまっている人が多くいることを知ってくださいね。
だって……
若い人だって、副作用や禁断症状(離脱症状)・後遺症で『認知障害』になるのだから、お年寄りにだけ影響がないなんてことはないんです。
認知障害になる理由は、脳細胞が殺されるから……と言われますが、本当のことはわかりません。
メカニズムの本当のところはわかりませんが、でも、間違いなく認知障害になっている人はたくさんいます。
私もその一人です。
(断薬直後より格段と改善されましたが)
物事が覚えられない、物忘れが激しくなる、文字が読めない、地図がわからなくなる、方向感覚がおかしくなる……etc
いろんなことに困っている人が大勢います。
若い人だって物覚えや物忘れで苦しむのに、お年寄りがそのような状態になったら、認知症のような症状がどんどん進んでしまったって、何も不思議はありませよね。
以前書いた記事に、夫の母親(つまりは姑)が睡眠薬を飲んでいてボケが進んでしまったことがあった経験談を書いています。
『痴呆(認知症)』は精神薬によって作られます
認知障害については下記の記事に書いてあります。
向精神薬の恐ろしい副作用・後遺症『認知障害』
精神薬というものは脳に直接働きかけ、どんどん頭の回転を鈍くさせて行くものです。
なぜか……?
人間というものは、喜んだり楽しんだりする反面、本来は落ち込んだり哀しんだりするのが当然な生き物。
なのに、落ち込んでいる時間、哀しんでいる時間が多少長いからと、どうしてそうなったかの理由も考えずにただその感情を落ち着かせればいいという考えで、抗不安薬(精神安定剤)などか簡単に出されてしまいます。
でも、落ち込んだり哀しんだりすることをなくすため……ということは、つまり『感じなくさせる』ためだけに作られているのが向精神薬です。
だって冷静に考えればわかるでしょ?
落ち込んだり哀しんだりという感情は、理由なく起きるわけではありません。
一見、理由なく起きているように見えていたとしても、よくよく考えてみたら、大きな出来事はなくても弱い持続性のストレスが掛かっていたというような感じで、理由は必ずあるものなのです。
その理由を薬で解決できるわけはない。
ということは、その感情を抑える働きしかないのは、簡単な理屈ですよね?
(まぁ、この理屈をよく考えられずに簡単に薬に頼っちゃうから薬漬けになっちゃうんですけどね←もちろん過去の私も同じです)
向精神薬ってそんな薬。
だもん、頭の回転を鈍くさせるのが一番いいですよね。
そんな薬を飲んでいたら脳にとっては悪影響にしかならないのは、当然のことなんです。
向精神薬は長く飲み続けるものではありません。
人の心ってそんなに長く変わらないものじゃないんです。
本当は簡単に薬を飲まずにちゃんとそうなった理由を考えて行けば、うつ状態だって不安障害だって何年も何十年も薬を飲み続けなくても症状は改善して行くものなのです。
もしね。
親御さんが年を取ってきて、眠れないことや何か心配なことなどがあると言い出したら、話をよーく聞いてあげてください。
眠れない理由だって、特に心配なことがあったのではなく、単に足腰が弱ってきて運動不足になり、以前より疲れていない状況で睡眠時間がさほど必要じゃなくなってしまったからかもしれませんよ?
お年寄りになればなるほど、禁断症状を伴うような断薬はさせたくないと思っています。
だからこそ、できるだけ最初から飲ませないで欲しいんです。
精神薬を飲まず(飲ませず)に解決することはたくさんあります。
本当は認知症にならなくてもいいのに、薬のせいでボケを進めさせてしまわぬよう、精神薬を飲ませるのは慎重になさってくださいね。
忙しいとは思うけれど、話をよーく聞いてあげてからでも遅くはないのですから。
そして気づかぬうちにもう飲んでいた……という場合は、もちろん本当は断薬できれば一番いいのだけれど、それができない場合でもできだるだけ薬を減らして、食事などの見直しから健康的な生活を送れるようチェックしてあげてください。
親御さんが年老いてきたら、その健康を守るのは子どもの役目かもしれませんよ。
そのためにも、日頃からもっともっと情報を拾い集めるよう、アンテナを広げておいて欲しいなって思います。
親御さんが薬を飲み始める前に子どもさんの方が精神薬の知識を持っていたり、もしくは一緒に勉強できるようなことがあれば、いらない薬を飲むことなく生活して行ける可能性が大きくなるのですからね。
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