私が病んでしまった原因とは
こんにちは。カウンセラーのふーみんこと工藤史惠です。
私は過去、極度な不眠のほか、うつ状態・パニック障害・社会不安障害……色んな病名がつきました。
なってしまったきっかけは、まぁ、その時に色んなことがあります。
うちのカウンセリングで良く話すのですが、『きっかけ』と『原因』は違うものです。
『きっかけ』というのは、爆弾が爆発したときに何があったか……。
つまりは、職場の人間関係とか、何か大きな悲しみとか、病院に行く直前に何が起きて、体調が崩れたか……それが『きっかけ』です。
でも、原因というのはもっともっと奥深くにあって、
その爆弾がいつ、どのように作られたか
を考えて行かなければならないんですね。
カウンセリングの時は、それに力を入れて考えて行きます。
この原因に気づけてやっと、自分の思い癖がどのようなもので、それはどんな時にどんな風に影響するのかがわかり、自分の面倒の見方もわかるので、今後生きていく上で、もう精神科はいらないなと思えるようになって行くのです。
私は、とっくに私の原因には気づいていました。
まぁ、一言で言えば『愛に飢えていた』ということなのですが……(笑)
私の場合、毎日のようにクライアントさんと心の病について話をするので、いつも、人間の心理というものを考えています。
心理学の本を読むとかではなく、
「人はこういうとき、どういう心理になるものなのか……」
ということを、クライアントさんの言葉、ひとつひとつをヒントに、日々考えているのです。
そんなことをしているうちに、最近になって、ふと今まで思っていた原因と違うことを思い出したんですね。
私ね。
若い頃……ツラいことがあったとき、
「いっそのこと狂ってしまいたい」
って思うことが何度もあったんです。
今思うと、ツラいとか哀しいとか言うと、
「お前が悪いんだ」
って言われてしまうのでね。
あぁーーーーー!
今、コレをここまで書いて、また新しいことを思い出しました。
この記事を書き始めるまで
「いっそのこと狂ってしまいたい」
っていう発想があったから、狂う(病む)のも当然だよねって思っていたのですが……。
何故、そんな風に思うようになったかまで至っていませんでした。
が、たった今思い出しました。
私、ハタチ直前で遠い地方にお嫁に行ったんですね。
若さの勢いで行ってしまったのですが、いざ行ったら、言葉は違うし習慣は違うし、ついでに姑はいるし……。
そんでもって唯一頼りの夫は暴力を振るうしで……(苦笑)
今、思い返しても本当に苦労しました。
そんな苦しい思いを、たまには親に聞いてもらってわかってもらいたいという気持ちがあったのですが、当時、母に電話して愚痴をこぼそうものなら
「アンタが望んでそこに行ったんでしょう?」
とか
「愚痴ばかり聞かされると、こっちが具合悪くなるわ」
とか……
とにかく、何かこぼすと逆に叱られていたんですね。
それは小さな時からそうでした。
親に味方になってもらいたくても、「アンタが悪い」「お前が我慢しなさい」と良く言われていました。
嫁ぎ先でも、姑と何かあっても私が悪い。夫と喧嘩しても私が悪い。
私に味方はいませんでした。
そんな状況で暮らしているうちに、私は、どんどん何も言えなくなって行きました。
でも言えないのは、言わなくていい状態だったのとは違います。
どんどん自分の中に押し込めて行きました。
そうしているうちに、そのツラさを表現するべく
「こんなにツラいのだから、いっそのこと狂ってしまいたい」
と思うようになってしまったんですね。
狂ってしまえば、「そこまでツラかったのか」と、わかってくれるかと思ったんです。
でも結局のところ、まだそれでも限界じゃなかったんでしょうね。
その時は狂うことはできませんでした(苦笑)
そして、その数年後、本当に限界が来たとき、私は身体のバランス(自律神経)から、心のバランスまで全ておかしくなり、『心の病』という状況になったんですね。
病むべくして病んだんです。
その時はまさか自分で望んでいたなんて夢にも思いませんでしたが、後で冷静に振り返ってみると、念願が叶っていたのですね。
クライアントさんとお話していても、皆さん、病むべくして病んでいます。
カウンセリングを受けられるまで、そうじゃない!と思っている人でも、カウンセリング後には、きちんと爆弾ができた原因に気づきます。
最初は「自分が弱いから」などと思っている人が多いのですが、そうではないということに気づいたとき、初めて色んなことを解決できるようになります。
そしてやっと、今までにない生きやすさを手にすることができます。
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