断薬時の離脱症状にはどんなものがある？

前回の記事では、離脱症状（禁断症状）について、どんな風に回復して行くかを書きましたが、これまた質問の多い
「これも離脱症状（禁断症状ですか？」
ということについて書いて行きましょう。

 

離脱症状には飲んでいた薬によって特徴がある

実は、離脱症状（禁断症状）については、本当に人によって色々な症状が出るので、残念ながら「こういうのとこういうの」と説明することができません。

文字通り十人十色です。

 

ただ、数多くご相談いただいてわかって来たのが、

ベンゾジアゼピン系は身体的症状が出る人が多い。
抗精神病薬（統合失調症の薬・メジャートランキライザー）などを飲んでいた人は、精神的な症状が出る人が多い。

ということです。

これも一概には言えませんけれどね。
ベンゾ系の薬を飲んでいた人も、ひどく落ち込む人もいますし。

でも、大きな特徴とするとこんな風に分かれているような感じです。

 

ベンゾ系の薬を飲んでいた人の症状の特徴は？

身体的に出るものの特徴は、筋肉のこわばりです。
肩の凝りが、もう岩を肩に乗せているのではないかと思うほどバンバンになり、その筋肉のこわばりのお陰で頭痛が続きます。

その他、目に出てくる人も多いですね。
目が見えづらくなる人もいれば、眩しさがダメになる人もいます。

嗅覚過敏など鼻に来る人もいますし、耳鳴りなど耳に来る人もいます。

怠さや息苦しさや睡眠への影響などなど……
本当に人それぞれ、数え切れないほどの症状が出ます。

 

ところでベンゾ系ってどんな薬をいうの？

正式名称は『ベンゾジアゼピン』と言います。
わかりやすく言うと、皆さんがよく耳にする精神安定剤や睡眠薬の多くはベンゾ系の薬です。

代表的なものを上げると
ソラナックス
セルシン
レンドルミン
グッドミン
リボトリール
リーゼ
セパゾン
デパス
エチゾラム
ロヒプノール
サイレース
ワイパックス
ハルシオン
などなどなど……。
ここには書ききれないくらいのものがあります。

『統合失調症』と診断されていない人は、ほとんどこちらの薬を飲んでいるのではないでしょうか。

詳しく知りたいかたはこちらをご覧になってみてくださいね。
ベンゾジアゼピンの一覧（Wiki）

 

統合失調症と言われた人が出された薬の症状の特徴は？

統合失調症の薬を飲まれていたかたは、抗精神病薬という一般的にメジャートランキライザーと呼ばれている薬が出されます。

その薬を減らして行くと、暴れたくなったり死にたくなってしまったり、幻聴・幻覚に悩まされたり……
そんな感じで肉体的以外の症状が顕著なように見受けられます。

メジャーと呼ばれているくらいなので、どうしてもこちらの方が強いというイメージです。

正直、中にはまともに会話できないくらいになる人もいますし、家中、穴だらけになるくらい暴れてしまう人もいます。

メジャー系の薬の減断薬を考えられる人の方が、注意は必要かと思います。

 

メジャー系の薬にはどんなのがあるの？

これもまたいくつかの種類にわかれています。

ここでは薬のことは詳しく説明しませんが、有名なところでは
エビリファイ
ジプレキサ
セロクエル
リスパダール
インヴェガ
ロナセン
ルーラン
などの薬です。

詳しく知りたいかたはコチラをご覧ください。
抗精神病薬（Wiki）

 

 

私はほぼベンゾ系の薬だったので、肉体的に本当にツラい思いをしました。

熱が40度近く上がって息が止まりそうになったり（インフルエンザ様症状と言います）、毎朝、起きるときには身体が痛くて泣きながら起きていたり……。

「こんなにツラいなら死んだ方がマシだ」と、そういう意味で死にたくなっていました。

この辺の私の体験は、有り難いことにもうかなり忘れてしまったこともあるのですが、また改めて別記事に書いてみますね。

 

やはり離脱症状については、とても心配されているかたも多いようで、何人ものかたからメルマガを読んだとご質問等をいただいています。

いただいたメールに関しての質問の答えは、メルマガ・ブログでお返事させていただいています。

こんなこと知りたいということがありましたら、遠慮なくご連絡くださいね^^

 

今年はできるだけ、直接皆さんとお話できる機会も設けられたらなと思っています。

数人集まってくだされば、できるだけお話に伺わせていただきたいと思っています。
講演会やセミナーなどのご希望のあるかたも、ぜひ、ご連絡ください。