私が精神薬をやめようと思ったワケ
こんにちは。カウンセラーのふーみんこと工藤史惠です。
精神薬をやめたい!という人のご相談を受けています。
断薬カウンセラーの工藤ふみ江です。
この仕事をしていると、必ずクライアントさんに
「どうして薬をやめたいのですか?」
と伺います。
ほとんどの方が
「薬は悪いものだと知ったから」
という理由を言われます。
今はネットで多くの情報が流れているし、薬は悪いと書かれている本や講演会なども多数あるので、そのことでハッ!と思われる方がほとんどのようですね。
実は私はちょっと違うんですね。
私は自分が薬をやめようと思う前から、薬が悪いという情報は見ていたんです。
内海聡医師が、子どもに精神薬を飲ませるなと書かれている記事を見て、
「いいこと書いているな~」と思っていたくらいですから(笑)
でも、おかしなことに自分には当てはまらなかったんですね。
当時、私も7種類くらいの薬を飲んでいたのですが、朝は2種類だし、夜も2種類(朝とは別の薬)だし、あとは頓服と胃薬・頭痛薬などだし……
だったので、一度にまとめて飲むわけではないので、多剤服用しているとは夢にも思っていなかったんです。
だから、自分のことを言われている気にもなっていなかったので、どんなに薬が悪いという発信を見ても、胸も痛くならないし、ショックも受けなかったんですね(←この段階で、頭がボケている証拠です^^;)
それなのに、どうしてやめようと思ったか……
ある時からどんどん具合が悪くなって行って、目眩がひどくて普通に歩いてトイレにも行けなくなってしまったんです。
何の目眩か……すぐにはわからなかったのですが、ふと昼間の薬を飲み忘れていることに気づいたんですね。
飲み忘れている=いらないということなのに、これを飲まないから、目眩が起こっているとなんとなくわかったんです。
その瞬間、「私このまま薬を飲み続けていると死ぬかも」と思ったんですね。
私の中では完全に禁断(離脱)症状を疑われましたので、長年通っていた病院でも訴えました。
「この薬を飲み忘れていたら、具合が悪くなったの。これ離脱症状だよね?」
と話したところ
「この薬には離脱症状はないよ」
という答え。挙句
「じゃ、いつもの薬でいい?」
と言われたんです。
この瞬間、もうこの医者じゃダメだ……と思いました。
私の具合はどんどん悪くなる一方。
昼間の薬を切ったからだと思ってはいても、確実なことはわかりません。
でも、飲み忘れていたということは、もういらないということです。
だから、飲めば具合の悪いのも治るだろうとは分かってはいたのですが、もう飲みたくはなかったんです。
そんな風に、自分の頭の中では色々とわかっていたのですが、でも長い年月、医師に
「あなたは病気だ」「薬を飲まなきゃ仕事もできなくなる」
と言われ続けて来たので、なかなか確信は持てなかったんですね。
今、具合が悪いのは、本当はやっぱり病気のせいかもしれない。薬のせいかもしれない。
何年も薬を飲み続けていたせいで、もう何のせいなのか、さっぱりわからなくなっちゃっていました。
そこで私は、取り敢えず一度フラットに戻そうと思ったのです。
一度薬をやめてみて、それでも本当に病気なのなら、その時に今一度診療の仕方を医師に相談すればいいと。
だからとにかく、一度、全てをフラットにしてみたいと思ったのが、薬をやめるきっかけだったんですね。
こういうきっかけは少ないみたいですが……。
でも、私は薬をやめてみたら病人ではありませんでした^^
今では薬を飲んでいたときより、数倍、元気に活動していますし、ぐっすり眠れるようになりました。
なんか……薬をやめる時に、メンタルトレーニングもして来たので、今では以前のように思い悩むこともなくなり、とっても楽になりましたよ。
だから今、こんな仕事をしているんです。
皆さんにも楽になっていただきたいな~って。
クライアントさんたちも、以前より動き回れるようになって本当に喜んでいます。
今、薬を飲んで悩み続けている方々も、いつかそう思える日が来て欲しいなぁと願っています。
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