新幹線殺傷事件 ～このような哀しい事件が起きる度に強く実感しなければいけないこと～

重大な副作用としてまず一番に来ているのは『依存性』だけれど、２番の精神症状のところで
『刺激興奮・錯乱・攻撃性……etc』
と書かれている。
　
刺激興奮などが副作用としてあると書かれているものは、この薬に限ったことではない。
　
私もひどい不眠のときにハルシオンを飲んでいたから、そのおかしさを体感したけれど、この手の薬を飲んでいると簡単にリミッターが外れる。
怖いものがなくなる。
　
私のクライアントの中には、睡眠薬を飲んで寝たはずなのに、気づいたら車を運転していた（幸い人を轢くことはなかったけれど、塀にぶつかって気づいた→緊急措置入院となった）という人がいた。
　
もうひとりは断薬していたにも関わらず、何かのスイッチが入ると買い物時でもなんでも所構わず、人に掴みかかってしまうという人がいた。
　
私の知人は精神薬の断薬後、禁断症状が残っている間はすれ違う人・すれ違う人を刺したくなったと言っていた人もいた。
　
（※上記に書かせていただいた方は、全て数年前の話で、全員その状態からは回復され、今では元気に過ごされています）
　
精神病と言われるものが何かを起こすんじゃない。
精神薬がこういう悲劇を起こすのです。

こういう、薬の恐ろしさにもいち早く気づき、こんな哀しい事件を起こしてしまう前に1日も早く抜け出して欲しいと、心の底から思います。

自分は例外だと思わないで。

薬を飲んでいた私ももちろんのこと、精神薬を飲んでいて何も起こさなかった人はただラッキーなだけなんです。

　
今、飲んでいるとか飲んでいないとかが問題ではなく、今は飲んでいなくても、精神薬を飲んでいた経験があり、きちんと断薬が済んでいない（ケアしていない）と、こういうことを起こす可能性もあるということを知っておいて欲しいと思います。
　

下記、関連ニュース記事とその本文より抜粋。
「大変申し訳ない…」「頭の切れる子」新幹線車内3人死傷事件 容疑者の父親ら胸中語る 愛知

～本文より～
「小島容疑者は中学時代、包丁と金槌で実の父親を威嚇するなどの家庭内トラブルがあり、その後精神的な疾患があると診断され、病院へ入退院をしていました。」