向精神薬の恐ろしい副作用・後遺症『認知障害』

 

こんにちは。カウンセラーのふーみんこと工藤史惠です。

 

向精神薬の副作用・後遺症の中に『認知障害』というものがあります。

脳に直接働きかける精神薬により、脳細胞が殺されてしまい、本人の自覚以上にボケボケになってしまうのです。

『認知障害』と『認知症』は、響きは似ていますが全く違います。

認知症というのは、まだらに少しずつ忘れていき、最後には何もわからなくなってしまいます。

が、認知障害というのは、薬で人工的に脳がやられてしまっているので、全部がダメになって行くのではなく、飲んでいる薬によって『ある機能』だけダメになってしまうのです。

「うつ病の人は、脳の働きが弱まるため、物忘れがひどくなる」というのを、よく聞きました。

確かに、うつになりたての頃は、うつになった原因のことばかり考えていますから、他に頭は動かなくなるでしょう。

けれど、それにより数年間も抗鬱剤を飲むような状態になれば、それはもううつ状態のせいではなく、抗鬱剤による影響ではないかと思われます。

認知障害の症状は人により様々ですが、面白いことに、意外と計算能力が劣ったという人はあまり出て来ません。

一番多く聞かれる訴えが、

「本が読めない」「文章が読めない」「文章を読んでも頭に入らない」

という、文章や文字に関するものです。
本が読めないという人は、本当に多いですね。

それと記憶力の低下
あまりにひどく低下するので、自覚なく約束をすっぽかす人も多いです。

その他、私が一番状態が酷かったときは……

・地図が読めない
(元々は、地図を見てパッとどこへでも向かえるタイプです)
・方向がわからない
(元々は方向音痴ではありません)
・電車を乗っていて、目的地がどこだったか一瞬忘れる
(ここで降りるのか、自分がどこに向かっているのかわからなくなりました)
・日付と曜日がまったくわからなくなる
(毎朝、娘に「今日は何月何日南曜日です」と教えてもらっていました)
・記憶力が本当に落ちる
(年齢のせいとは言えないくらい、メモを書いてもなかなか頭に入らなくなります)
・料理ができなくなる
(元々は料理嫌いではありません。材料があっても「何を作っていいかわからない」と泣いていました)
・お風呂に入りたくなくなる
(これは認知症の方にもよくある症状で、お風呂に入る気力のない人はとても多いです。出かける前にシャワーを浴びるのが精一杯でした)
・字が下手になる
(筋肉の使い方を忘れるのか、字が汚くなった人は私だけではありませんでした)

その他にも細かいことはあったのかもしれませんが、多過ぎて忘れてしまいました……^^;
と言うくらい、様々な細かい症状が出てきます。

残念ながら、死んだ脳細胞は生き返らないので、断薬してから3年以上経った私でも、まだ不具合は残っています。

とは言っても、随分回復しましたよ^^

料理はできるようになりました。
ただし、レシピは随分忘れてしまっているものもあります。

地図や日付も、今では大丈夫になりました。
お風呂も大好きです^^

文章や文字に関しては今でも苦手で、本を一冊読むのにも、以前では考えられないくらいの時間が掛かります。
あまりにも文章が多いと、それだけでウワっと感じてしまいます。

ある断薬経験者が、「文字が目の前を通り過ぎる」という表現をしていましたが、まさにそんな感じです。
引っかかって頭に入ってくれない……そんな感覚ですかね。

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でも、人間が使っている脳なんて数%ですからね。
眠っている脳をまた活性化させることはできるのです。

私も断薬後、脳のリハビリも兼ねて、一度、お勤めに出ました。
新しいことを覚えるということは、とてもいいリハビリになると思ったからです。

最初は本当に大変でしたよ。
多分、人の数倍、メモを取ったと思います。
家に帰れば、もう一度、自分用のマニュアルを作っていました。

そのくらい大変でしたが……お陰で、色々なものが回復しました。

大切なのは、いつまでも後遺症に嘆くのではなく、そんな自分も新しい自分と受け止め、どうやってうまく付き合っていくか、暮らして行くかだと思います。

 

認知障害は、顕著な症状が出ない限り、当人はよく分かっていなかったりして、
「自分には全く症状が出ないよ」
なんて言う人もいますが、精神薬を飲んでいる人はみな、薬が脳に直接働き掛けられてしまっているので、影響がないなんてことはありません。

目立った症状があるか、ないかだけの差です。

若い人でもこのような症状が出てしまうということは、お年寄りに飲ませたら……
わかりますよね?

簡単にボケ老人を作り出せてしまうのです。
そしてそこから、また薬漬けに……という展開になるのは、火を見るより明らかです。

だから、こんな危険なものは飲んではいけないのです。

どんなに「この薬は安心だから」「この薬は身体に優しいから」と言われても、そんな薬は一切ありません。

「安心」「優しい」なんて言われていた薬が「実は危険だった」と発表されることなんてザラにあることなのですから、医師の言うことを盲目的に信じてしまってはいけないのですよ。

 

認知障害を抱えてしまうと、とても辛いです。
私も一時期は本当に困りましたから、「◯◯ができなくなった」「苦手になった」という寂しさを抱える気持ちもよくわかります。

でも、普通に生活するには気にならないくらいに回復できますから、いつまでも嘆かず、薬のせいにせず、新しい自分と普通に暮らして行きましょうね^^

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