ツラいときはツラいでいい。減断薬に専念できれば問題ありません

 

こんにちは。カウンセラーのふーみんこと工藤史惠です。

 

先日私、ブログより先にFacebookに
「減断薬している人は暑さに弱いのは当然だから、そこを無理しようとはせず、今は減断薬することに注力してね」
と書きました。
 
そうしたら
「甘やかすのが仕事の手法ですか?」
と訳わからんコメント……。
 
はぁ? 甘やかすって何ですか?
って、私、本当に意味がわからないわって思ったんです。

 
そのほか「不安を煽っている」とか、更に訳わからんコメントをいただいたので、それに関しては先日こんな記事を書いてあります。

 

私は、4年前の4月に完全断薬しました。
断薬後もなかなか症状は消えてくれなかったものの、一日も早い回復を目指して動き出してはいましたが、その年の8月は私も暑さにやられ、ほとんど外に出られませんでした。
 
体力のある人でも熱中症で運ばれる真夏に、実質、薬の服薬や減断薬の影響で体力の無い時に無理をして何になるのでしょうか。
 
本当にツラい時期に、ツラいことを無理にして、他のことまで自信を失ってしまうより、できることだけに注力する方がよっぽどいいんです。
 
だから私は、9月から活動再開し、2週目にはリハビリのためのフルタイム勤務を開始しました。
あの時、8月の1ヶ月を休んだことは、今でも正解だったと思っています。

 
でも私は一言も
「ツラかったら薬を飲んでいてもいいんだよ~」
とか
「症状がツラいんだったら、薬を戻していいんだよ~」
とは言っていません。ってか、言いません。
 
私の『甘やかす』という尺度はそこです。
私は決してそういう甘やかしはしません。
 
私は常日頃から、
 
「薬を飲むもやめるも本人次第。選択するのは自分です。私はやめろともやめてくれとも言いませんよ。ただ、本当にやめたい人、抜け出したいという人に時間を割きたいので、飲むと選択した人に割く時間はないんです。」
 
と話しています。
(先日も、「本当に薬やめたいの!?やめたくないの!?どっち!?」と私に説教されたクライアントさんが……(笑))
 
ここの意識はカウンセラーとしてとっても大切にしている意識です。
人の人生を左右させようと、カウンセラーは物を言ってはいけません。
「カウンセラーに言われたから」というのは、カウンセラーとして一番やってはいけないことなんです。
 
その人の人生はその人が決めなきゃいけない。
その中で、カウンセラーがお手伝いできることがあればお手伝いするという立ち位置でなければいけませんから、ここの部分は本当に大切にしています。
 
でも、コメント入れて来たかたは、ちゃんと読み取れてなかったみたいなんですよね。

(自分の記事に、「少しくらい飲んでいてもいいじゃないかとか、何甘えたこと言ってんだ」みたいなこと書いてましたから。文句言うなら、ちゃんと読み取ってからにしてって。どんだけ読解力がないんだよ……(-o-;)ボソッ)
 
 
拙著『薬に殺されてたまるか』(電子書籍)にも書きましたが、私が内海医師のクリニック(Tokyo DD Clnicの前身、牛久東洋医学クリニック)に行った時……

自力で歩けず、待合室から診察室までへも夫に支えられて入るような状態になっていたのですが、既に「はい、薬を飲み続けた私がバカだったんです」という思考にはなっていた私は、先生に
「先生、私、自分で飲み続けた薬をやめるというときに、本当に甘えてると思うんですけど、でも、今は身体がツラくて仕事もなかなかできないんです」
と話したんです。
 
本当に、「自分の選択で飲み続けたものをやめるのに、動けないとかなんて甘えた話なんだろう」って私は、罪悪感でいっぱいだったので、その気持を正直に話しました。
 
そうしたら、内海先生は
「断薬しようとしている人が働けないなんて当然だよ。あははははっ!」
って笑って言ってくれたんですね。
 
この時のこの一言がどんなに助けになったか……。
 
この一言をもらったお陰で、
「あぁ、今は断薬することに専念していいんだ」
って思えたんですね。
 
もちろん、私がそんな状態だからと言って、じゃぁ薬を減らさなくていいとか、これからも少しくらいなら薬を飲んでいてもいいとか、内海先生は一言も言いませんし、私もそんな言葉を望んでいたのではありません。
 
もしここで
「自分の選択で今そんな風になっているんだから、死ぬ覚悟で仕事しろ」
と言われたら、そうしようとしたでしょう。
 
でも実際には動くのは相当ツラい。
どれだけ精神的に追い込まれたかわかりません。
 
 
だから私もクライアントさんや、私の記事を見てくださる人に言うんです。
 
「減断薬している人は、今年は暑さに弱くても仕方ないんだよ。まずは断薬してから回復を目指しましょうね。体力回復を目指すのはそれからです」と。
 
そして、今、精神薬を飲んでいる人で、暑さに弱いと思っている人は、
「薬の影響が多大にあるので、まずは断薬を考えてみてはどうですか?」と。
 
ツラい時はツラいんですって。
 
暑さに弱いことより、薬を減らすことの方が大切なんです。
薬を減らして行く、やめた直後は、いろんな症状が出て当たり前なんです。
 
それがわからずに、わかったよーなこと言うなって!

 
薬を1種類・1錠を1ヶ月しか飲んでなくても、抜け出すのに数ヶ月かかる人もいます。
多種類の薬を10年飲み続けても、何も症状が出ずにやめられちゃう人もいるんです。
 
自分がどうだったか知らないけれど、自分の尺度だけで物言うなっての。
 
 
人の痛みの感じ方はそれぞれだし、そこから抜け出すスピードも人それぞれです。
 
中には一気断薬して、その後の苦しさを耐えに耐え、抜け出した人もいます。
 
中には、他人から見たら「それくらい大丈夫!」というような状態でも、「ツラい、大変」と泣きながら、それでもゆっくりでもなんとか進む人もいます。
 
見ているこっちがイライラするほど、行ったり来たりする人もいます。
 
擦り傷でも病院に行く人もいれば、骨折してても気づかない人もいるんだから、他人から見たらどんなにゆっくなスピードでも、その時は弱音ばかり吐いて泣きながらでも、その人なりに前に進んでいればそれでいいじゃない。

 
そこの気持ちに寄り添いつつ、でも、いかに前に進めるかを一緒に考え、お手伝いするのが私の仕事です。
 
それを甘やかしてるとか、意味わからないこと言われると本当に腹立つ。
 
その言い方は、やっている私ではなく、相談にいらしてくださるクライアントさんを愚弄する言葉になるから、余計に腹が立つんです。
(実際、「自分がアホだったと思ったんなら、人に相談せずにやるのが当然だろ!」みたいなことを書いていましたからね。)
 
私も内海先生の言葉に助けられ、救われ、断薬することに専念できたからこそ、私は今、それをクライアントさんたちに返しているんです。
 
普段は私、「自分に自信ない」というようなことばかり言いがちなのですが、コメントされたときの返事に「自分のやっていることに自信を持っている」と書いている自分に驚きました(笑)
 
でも……うん、自信を持ってやっています。
 
まぁ、以前、「カウンセラー10年やっていて自信ないって、何年やったら自信持てるの?」って言われてその通りだと思ったからね(笑)
今は自信持っています( ´∀`)
 
だって実際に、うちに相談にいらしてから頑張って、薬漬け生活から抜け出してくださったかた、私の想像以上に早く社会復帰できたかたがたくさんいらっしゃるのは紛れもない事実なのですから。

・精神薬をやめたい!
・病院や薬に頼らない生活をしたい!
・精神薬をやめたけど体調が戻らない!
・社会復帰したい!
・なんで苦しいのかわからない!

そんなお悩みお持ちの方のご相談をお受けしております。

 

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